結婚――――
いかなる羅針盤もかつて航路を
発見したことがない荒波
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　ドイツの詩人
　　　　　　　　　　　　　　　　　ハイネ

心配することなかれ。
１日３回ちゃんと食べろ。
祈りを唱えろ。
あなたに金を貸している人に対して、丁重であれ。
消化をよくしておけ。
運動しろ。
ゆっくりくつろいでやっていけ。


　　　　　　　　　　　　アメリカ第16代大統領
　　　　　　　　　　　　　　アブラハム・リンカーン



 

 

歴史は繰り返す。
法則は不変である。
それゆに過去の記録は
また将来の予言となる。


　　　　　　　　日本の物理学者であり、随筆家
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寺田寅彦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『科学と文学』

狐がわが身をとがめずして罠を責める


　　　　　　　　　　イギリスの詩人であり画家
　　　　　　　　　　　　　　　　ウィリアム・ブレーク

我は雨国[あまぐに]の王者と似たり。
富みたれど不能なり、若くして老衰者なり。
狩の獲物も、愛鷹も、おばしまの下に来て、
飢えて死ぬ民草も、何ものも、
この王を慰めず


　　　　　　　　　　　　　　　ボードレール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　憂鬱
                                                        *新潮文庫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三好達治訳

『友人は何人いますか？』という質問が突然出てきて
友人を数えたのですが、はたしてあの人を勝手に
友人と呼んでいいのか、こっちが一方的に友人だと
思っちゃっているのかも……など、
小心ぷりを発揮しまくりなんというか、
とても書けるような数字にはならず……



頭の中で新たな生命が四人生まれました。





                                                『うさぎ日和』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ギフユズ

二十歳の時、人間は戦いと希望に満ちている。
彼はこの世を改革したいと思う。
彼が七十になった時、
彼はやはりこの世を改革したいと思う。
しかし彼は、それが自分にはできないことだと悟る。


　　　　　　　　　　　　　　　アメリカの法学者
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダロー

こひ人よ、おまへがやさしくしてくれるのに、
私は強情だ。ゆうべもおまへと別れてのち、
酒をのみ、弱い人に毒づいた。今朝
目が覚めて、おまへのやさしさを思い出しながら
私は私のけがらはしさを歎いてゐる。そして
招待もなく、今茲[ここ]に告白する、恥もなく、
品位もなく、かといつて正直さもなく
私は私の幻想に駆られて、狂ひ廻る。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中原中也
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「無題」

人間は一生、
人間の愛憎の中で苦しまなければならぬものです。
のがれ出ることはできません。
忍んで、努力を積むだけです。
学問も結構ですが、
やたらに脱俗を衒うのは卑怯です。
もっと、むきになって、
この俗世間を愛惜し、愁殺し、
一生そこに没頭してみてください。
神は、そのような人間の姿を一ばん愛しています。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　太宰治
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『竹青』




　　

私は悲劇を愛する。
私は悲劇の底にはなにかしら
美しいものがあるからこそ悲劇を愛するのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　イギリスの映画俳優
　　　　　　　　　　　　　　　　　チャールズ・チャップリン

われわれは親友の不幸のなかに、
なんとはなしにいやではない、
あるものをつねに感じる。


　　　　　　　　　　フランスのモラリスト
　　　　　　　　　　　　　　　ラ・ロシュフコー

我々が一人でいる時というのは、
我々の一生のうちできわめて重要な役割を
果たすものなのである。
或る種の力は、我々が一人である時だけにしか
湧いて来ないものであって、
芸術家は創造する為に、
文筆家は考えを練る為に、
音楽家は作曲する為に、
そして聖者は祈る為に、
一人にならなければいけない。

　　　　　　　　　　　　アメリカの女流作家
　　　　　　　　　　　　　　　　リンドバーグ夫人

微笑と握手には金も時間もかからない。
そして商売を繁盛させる。

　　　　　　　　　　　アメリカの実業家
　　　　　　　　　　　　　　　　　ワナメーカー