愛国者 (patriotism n.)

自分の名声を明るく輝かしいものにしたい野心を持った者が、
たいまつを近づけると、じきに燃え出す可燃性の屑物（くずもの）。

ジョンソン博士は、あの有名な*辞典の中で、愛国心を定義して、
「無頼漢の最後の拠り所」と言っているが、この博識ではあるが、
辞典編纂者としては二流どこにしかすぎない博士に対して、
当然払うべき敬意は十分に払いながらも、
私は、失礼ながら、「最後の」ではなく、「最初の」と言いたい。
　
　*博士が独力で編纂した得意な英語辞典、一七五五年出版
　  ただし、正しくはボズウェルの『ジョンソン伝』の
　  一七七五年七月七日の個所で。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『新編　悪魔の辞典』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アンブローズ・ビアス著
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西川正身訳
　

愛国心とは、ならずものたちの最後の避難所である


　　　　　　　　　　　　　　イギリスの詩人であり評論家の
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サミュエル・ジョンソン

薬を飲んでも一度も………0.1℃も下がらないと言うことは
薬が悪いのではなく、お前の白血球がいけないということですね。
わかります。
（個数は足りていると専らの献血時の診断結果）
と、いう訳で先週の土曜から、まだ風邪を引いており。
まったく治る気配を見せないという、生命の神秘。
よく食べ、よく休み、よく寝て、治せ。
ということは原始的でありながらも基礎であり、
科学的にも正しいことではありますが
時間とお金がある人だけが成せるワザなのです。
暇も現金もないので、せめて少し寝る時間を頂けたら幸いです。
後日、回らせて頂きますね。
たびたびすいません。

すばらしい雄弁家は、つまったら、唾液を吐く。
恋人が――神よ、困ったことでございます――
いう種がなくなれば、まず接吻して場をふさぐのが、
いちばんうまいやり方。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シェイクスピア
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『お気に召すまま』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第四幕第一場

常に酔っていなければならない。
そここそは一切、それこそ唯一の問題である。
汝の両肩を圧し砕き、何時を地面の方へと圧し屈める。
怖るべき時間の重荷を感じまいとならば、
絶えず汝を酔わしめてあれ。


さらば何によってか？


酒によって、詩によって、はた徳によって、
そは汝の好むがままに。
ただに、汝を酔わしめよ。

もし時として、宮殿の石階の上に、濠端の緑草の上に、
或は室内の陰鬱なる孤独の中に、
汝が眼醒め、既にして陶酔の去って消えゆく時の、
かのすべて過ぎゆくもの、嘆息するもの、
流転するもの、歌うもの、語るもの、
風に、浪に、星に、鳥に、大時計に、問え、今は何時であるかと。
その時、風と浪と星と鳥と大時計とは何時に答えるであろう、


「今こそ酔うべきの時なれ！
　虐げらるる奴隷となって、時間の手中に堕ちざるために、
　酒によって、詩によって、はた徳によって、
  そは汝の好むがままに、酔え、絶えず汝を酔わしめてあれ！」






　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボードレール
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『巴里の憂鬱』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　酔え
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊新潮文庫
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　三好達治訳


 

舞踏と音楽は人間自身が生み出した、
    最初にして最も初期的な快楽である

                           　　　　　　　　　　　アダム・スミス

「おうよ！
  撃墜王…いや、撃墜され王のこの俺が
  そう簡単にくたばるかってんだ！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　アラド・バランガ少尉
　　　第3次スーパーロボット大戦リアル系男主人公ルート
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第11話

訓練？
わたしに必要だったのは
わたしの作物が焼けて灰になるのを見る訓練だけですよ。


                                                     熱心な士官候補生

アメリカ人のトムは現在、失業中の身である。
朝七時に時計（日本製）のアラームが鳴る。
コーヒーメーカー（台湾製）がゴボゴボいっているあいだに、
彼は顔をタオル（中国製）で拭く。
電気カミソリ（香港製）できれいに髭も剃る。
朝食をフライパン（中国製）で作ったあと、
電卓（日本製）で今日はいくら使えるかを計算する。
腕時計（台湾製）をラジオ（韓国製）の時報で合わせ、
クルマ（ドイツ製）に乗り込み、仕事を探しにいく。
しかし、今日もいい仕事は見つからず、失意と共に帰宅する。
彼はサンダル（ブラジル製）に履き替え、
ワイン（フランス製）をグラスに注ぎ、
豆料理（メキシコ製）をつまみながら、
テレビ（インドネシア製）をつけて考える。


「どうしてアメリカにはこうも仕事がないのだろうか……」


　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　早坂　隆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『世界の日本人ジョーク集』より

やまがらのおしゃべり、
お舌がさけよぞ。
町じゅうのいぬが
ちんぢんにかんじゃうぞ。


　　　　　　　　　　北原白秋
　　　　　　　　　　　　　　『まざあ・ぐうす』

実家に一時帰宅となっておりますので、
（ときには金も）土・日は休業させて頂きます。

追伸
訪問の返信は必ず致します。